一級建築士を取得する意味はあるの?
働きながら勉強するモチベーションが湧かない、、、
一級建築士は取得までがとても大変ですが、デメリットを上回るメリットがたくさんあります。
筆者は取得した資格の中で最も取得して良かったと思っているのが一級建築士の資格です。
合格までに3年かかってしまいましたが、実際に取得したメリット・デメリットを紹介させていただきます。

建築関係の仕事をされている方で迷っている場合は取得をおすすめします!
勉強のモチベーションが上がらない方や取得しようか迷っている方に、参考になれば幸いです。
一級建築士を取得するメリット
転職で有利


一般的に、転職する際はまず履歴書と経歴書を応募先に送付します。
筆者は、一級建築士の取得前は書類審査で落ちてしまうことも多かったですが、取得後は書類審査の通過率が格段にアップしました。
書類審査を通過しないと、面接を受ける権利すら得られません、、
年齢の問題もあると思いますが、建築業界で転職するのであれば、一級建築士を待っていて損することはほぼないと思います。
技術職の求人ですと資格の保有を条件としている場合も多いので、資格を理由に諦めることなく堂々と応募することができます。
また、今の会社を辞めても次の会社を探せばいいと少し強気になれることも大きなメリットです。
ここをクビにになったら次に行く会社がないと怯えながら仕事をするのは辛いので、少しでも安心材料を増やしておくという意味でも、一級建築士は強い武器になります。
信用を得られやすい


お客さんの立場に自分がなった時に、担当者の名刺に一級建築士と書いてあると少し安心しませんか?
建築業界で働いていましたが、一級建築士の資格を持っていない人は意外と多いです。
会社で1人持っていれば設計事務所を設立できますし、確認申請も建築士が1人いれば申請できます。
(大規模建築になると、設備設計一級建築士や構造一級建築士も必要になります。)
名刺に一級建築士と書いてあるかないかで最初の反応が異なりますし、特に若手の方は舐められにくくなると思いますので、持っていて損はないと思います。
資格が全てではありませんが、一級建築士を持っていることである程度努力できる人間、信用できる人間であるということを、証明することができます。
企業によっては資格手当がもらえる


会社によって異なりますが、建築や不動産業界の会社では月5,000〜10,000円の手当がつくことが多いです。
筆者も今までの会社で、月5,000円と月10,000円の手当をもらえたことがあります。
ゼネコンや設計事務所、確認検査機関など、資格を持っていることが会社にとっても利益がある場合は、手当が高くなる傾向にあります。
同じように働いているだけでも毎月の給料が増えるのは嬉しいです。
早く資格を取得すれば、その分手当をもらえる期間が増えるのでお得です。
一生物


一級建築士の資格は一度合格すれば、ずっと待ち続けることができます。
ただし、仕事で資格を利用する場合は、3年に一度更新講座を受講する必要があります。
更新講座を受講しないと建築士事務所には登録はできませんが、資格が剥奪されるわけではありませんので、再度受講すれば利用できるようになります。
合格までの道のりは大変ですが、一度取得してしまえば一生一級建築士と言えます。
建築士法に違反したり、建築士として不適切な行為をすれば資格を剥奪することがありますので、注意しましょう。
自信がつく


個人的にはこのメリットは大きかったです。
昔から勉強があまり好きではなく、勉強ができない自分に劣等感を感じていました。
見返してやる!という不純な動機もあり一級建築士の取得を目指したのですが、合格してからは肩の荷が少し降りました。
学校の勉強はあまりできなかったけど、一級建築士にはなれたというのが自分の自信に繋がりました。
本質的なメリットではないかもしれませんが、自分への挑戦として一級建築士に挑むのもいいと思います。
独立が可能


将来的に独立を考えている方は、建築事務所を設立する際に、専任の建築士や管理建築士が必要となります。
他に建築士がおり、その方の名前で立ち上げることも問題ないですが、独立を考えるのであれば一級建築士を取得していた方が何かと良いと思います。
一級建築士を取得するデメリット
費用が高い


受験料、資格学校、登録料は他の資格に比べても高めの設定です。
独学の方は関係ありませんが、特に資格学校は学科と製図のセットで100万超える場合もあります。
学生や新入社員にとっては大きな出費です。
私も社会人1年目の時に、資格学校に通いたいのでお金を貸して欲しいと両親にお願いして借りたお金で通学しました。
一時的にお金がない状態になるかもしれませんが、合格するとお祝い金をくれる企業も多いですし、毎月の手当を貰えることを考えると、資格学校の費用は投資と考えて支払う価値はあると思います。
仕事が忙しいのでずるずる何年も受験し続ける方も少なくないですが、今年合格する!と覚悟を決めて費用を支払い、あえて自分を追い込んで短い期間で合格するのが最も効率的かもしれません。
通学や通勤しながら勉強するのは心身の負担が大きい


受験資格が変化して、現在は学生でも受験できるようになりましたが、社会人になってから取得を目指している方も多くいらっしゃると思います。
私は受験資格が変わる前に受けたため、社会人になり実務経験を積んでから受験しました。
建築業界で働いている場合、忙しい方が多いです。
特に設計や施工管理の仕事は、残業が多く現場は土日も稼働していることもあります。
平日は遅くまで働いた後に勉強して、土日は自分の趣味や家族と過ごしたいのに勉強しなければいけないのはとても大変です。
一級建築士に合格するためには1,000〜1,500時間勉強が必要とも言われているため、平日2時間×5日 +土日5時間×2日=20時間を勉強したとしても、約50〜75週(1年〜1.5年)を要します。
毎週この生活を続けるのは本当に大変ですし、私も勉強期間に最も大変だったのが勉強時間の確保です。
優秀でも勉強時間が確保できず合格できない方は毎年たくさんいらっしゃいます。
忙しい現在人にとっては、この勉強時間を確保するということが合格への大きな課題になると思います。
まとめ
一級建築士を取得するメリットとデメリットを紹介させていただきました。
合格への道のりは大変ですが、デメリットを上回るメリットがたくさんあると思います。
受験を迷われている方や勉強のモチベーションが上がらない方は、合格後の一級建築士になった自分をイメージしてぜひ挑戦してみてください。


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